「涼宮ハルヒの憂鬱」第9話 ミステリックサイン
「涼宮ハルヒの憂鬱」第9話の感想です。
2ヶ月遅れの5月病
行方不明になったコンピュータ研の部長を探しに行く回です。ハルヒは、コンピュータ研の部長が2ヶ月遅れの5月病になったから、学校を休み部屋に引きこもっているだけだと言います。自分は、「2ヶ月遅れの5月病」っていう言葉の響きが好きです。学生の7月の気分をよく表している言葉だと思います。汗ばむ陽気と夏休みまでの間延びした時間が、なんとなく5月病に似ていてこの言葉は、結構、的を得ています。
ムシキング
異空間でカマドウマと戦う所で登場するカナブンは、ムシキングのパロディで多分今の小中学生だとわからないネタなのかな。ムシキングって一時期凄いブームだったよなー。コンビニにまで置かれるようになったときは、しばらくブームが続くのかと思ったが、あっけなくブームは去ってしまった。ムシキングもベイブレードやビーダマンのような一過性のおもちゃなんだなと悟った当時の自分は、少し大人になった。
ありがとう長門
この回では、キョンが長門がハルヒを退屈させないために問題を持ち込み、それを自ら解決したのではないかと疑います。文句も言わずに日々世界の平和を守る長門、君は偉いよ。ほんと。でも、悩みがあったら頼っていいだよと最近は人並みに悩みを抱えるようになった自分は思いました。長門の気持ちを思うキョンの気持ちも今なら少しわかります。
まとめ
世界滅亡の危機を経てハルヒを退屈させないように、気を配るSOS団のメンバーたちの様子が描かれています。キョン自分の境遇だけでなく、SOS団のメンバーの気持ちを考えられるほど、超常現象に慣れてしまっています。冷静にコンピュータ研の部長の災難を考えると流石に同情しています。