パピコのブログ

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映画「響けユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜」感想

「響けユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜」を視聴してきました。

響けユーフォニアムは、自分の高校生活を思い出したり、純粋な気持ちを思い出せてくれる大好きな作品です。けれど、「リズと青い鳥」をタイミングを逃して見ていませんでした。今回は、たまたま、都心に行く用事があったので、新宿ピカデリーで視聴してきます。

響けユーフォニアムは、吹奏学部を舞台にした部活のお話です。部活の話なら、ライバルとの真剣勝負や気持ちのぶつかり合いみたいなものが見せ場になることが多いと思います。でも、響けユーフォニアムは、これら部活を舞台にしたお話と違って、お互いがお互いの気持ちを一定の距離感で理解しようとします。この作品は、よりリアルに高校生を描こうとしています。リアルというと逆に暗い、重苦しいものを想像するのだが、響けユーフォニアムは、そういったものをあまり感じさせない。きっと、演出や細かい人物の表情から登場人物の温かみを感じることができるからだと思う。

この映画では、久美子が2年生になり、後輩の奏が入部してきます。この奏がとても癖者で、正直、映画で扱いきれるのかなと映画を見ながら思っていました。ただ、あすかが卒業してしまったことで、久美子の心情を描くために必要な癖者が減ってしまいました。響けユーフォニアムで久美子の心情を描くためには、癖者をぶつける必要があります。そこでどんなこと言って、どんな表情をするのか。純粋で真っ直ぐな久美子の思いを今作でも余すことなく表現できていました。

コンクールの曲に「リズと青い鳥」が選ばれ、演奏シーンでは、みぞれと希美が長く描かれます。この映画を見た後、すぐ「リズと青い鳥」も視聴したのですが、これを見てから映画を見に行けばよかった少し後悔しました。(「リズと青い鳥」も最高でした。)

私は、一部の映画館でしか公開されていないアニメ映画を映画館で視聴するのが初めてでした。映画館では、わざわざ都心の映画館まで映画を見に来ている根っからのアニメ好きと映画を見れたのもとても新鮮でした。3期を期待しながら待つこととします。ここまで、読んでいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いします。