パピコのブログ

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小山 宙哉「宇宙兄弟」1・2巻

 小山 宙哉「宇宙兄弟」のコンビニコミックvol.1を読みました。vol.1は、単行本1、2巻の内容を収録しています。

 一発退場

自動車開発会社に務める南波六太は、宇宙飛行士である弟、日々人のことを悪く言う上司に頭突きを決めます。六太は、2006年ドイツワールドカップ決勝のジダンのように一発退場のレッドカードもらい、会社を退職することになります。

約束

六太は実家で再就職のための就職活動をするが、うまくいきません。日々人は、宇宙飛行士を目指すきっかけになった録音テープを六太に聞くように伝えます。録音テープには日々人が月に行くなら、兄である六太は火星に行くと約束する二人の会話が録音されていました。テープを聞いた六太は、宇宙飛行士になるという夢を思い出し、宇宙飛行士選抜試験に応募します。

2次審査

書類選考、1次審査を突破した六太は、JAXAで実施される1週間にわたる2次審査に挑みます。2次審査は、身体検査や体力測定、複数回の面接で構成されています。六太は、最終面接で「最近自分で発見したことは?」という質問に対し、「みんなよりシャンプーがよく泡立ちます」と答えてしまいます。宇宙飛行士の選抜試験の面接でそんな答えをしてしまった六太は、完全に試験を落とされると予感します。

星加の思い

六太は、2次審査を落ちるか受かるかの土俵際にいました。そんなときにJAXAは、六太が以前勤めていた会社で、上司を頭突したという情報を得ます。その情報によって、六太の2次審査突破に難しくなります。六太と日々人兄弟の子供時代を知っているJAXA職員、星加は、そんな六太を救おうと頭突きをしたときの詳細や同僚からみた六太の印象など、六太を有利する証言を集めます。星加がそこまでするのは、夢を叶え宇宙飛行士なった弟の後を追い、兄も宇宙飛行士になる夢を追いかけてることに心を踊らせているからです。そんな星加の思いが描かれている場面が、vol.1で一番好きです。

運も実力のうち

2次審査の突破を完全に諦めていた六太は、日々人に呼ばれNASAを訪れます。ヒューストン滞在中の六太は、ある事件に巻き込まれ、突然全米のヒーローになってしまいます。思いかけずヒーローになった六太をJAXAは、試験から落とすことができなくなります。見事、六太は2次試験を突破します。

まとめ

 諦めていた夢を再び追い始めた六太は、夢を叶えられるか!?

自分は、人生のピンチをチャンスに変え、運をも味方にしてしまう六太に憧れをいだきました。

 

 

宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

 

 

 

宇宙兄弟(2) (モーニングコミックス)